Sony Reader PRS-T2で青空文庫を読む

Android端末に青空文庫から一括ダウンロードした
一万冊分ぐらいの書籍を「縦書きビューワ」で
読んでいるが、端末が小さいのと、バックライトの
ブルーライトがきついのか、読んでいると
目が疲れてしようがない。
目が疲れにくいという電子ブックリーダを物色して
いたところ、Sonyが一万円を切るやつを出すという
ので衝動買いした。
結論から言うと、「縦書きビューワ」の足元にも
及ばないお粗末な使い勝手で残念。

○悪い点
・しおりが一個しかない。複数の人間が読むことを
 想定していない。最後に読んだやつのしおりしか
 ないので、他の読みかけのものにたどり着くには
 いちいち「本棚」から探しにいかなければならない。
・縦書きビューワはzip形式のまま読むことができ、
 一万冊ぐらいあっても容量は200MBほどしか食わない。
 Sony ReaderではPDFに変換するぐらいしか手がなく、
 膨大な容量となってしまう。
・書籍データを全て一箇所に保存してしまっていて、
 仮想的なリストに仕分けしなければならない。
 一万冊もあったらとてもやっていられない。
 Android環境では作者ごとにフォルダを作って管理
 しており、そのまま探せるようにしてくれたほうが
 よい。変に仮想的なリストに見せようとしているのが
 却って使い勝手を悪くしている。
 これはSonyのデジカメやビデオに付属してくるソフトにも
 言える。My Document下に保存したデータしか管理しない。
 XnViewのようにどこでも管理できるようにしてほしい。
 下手な親切の押し売り的ソフトは迷惑至極。
Sony Reader Storeの使い勝手が最悪。毎回面倒な
ログイン作業を手打ちでやらなければならない。
 Storeに青空文庫のデータが500冊分ほどUploadされていた。
 しかし、一回に4冊ずつしか表示されず、一括してダウンロード
 することもできず、苦痛以外の何ものでもない。二度と
 Storeの青空文庫にはアクセスする気にならない。
 ChainLPでBAT処理してPCから一気に流しこんだほうが
 数百倍楽。
Sony Storeから来るメールがスパム並みに多く怒りを覚える。

○良い点
・見やすい。
・さすがにバッテリーのもちは良い。3週間以上経っても
 バッテリーのメモリがfullのまま。

ということで、初めてのE-Ink端末だったが、別に
Sonyである必要は全くなかった。昔からやっているので
もっとこなれていると思ったが、フリーのソフトに完全に
使い勝手で負けている。
E-inkを採用したAndroid端末で「縦書きビューワ」が
インストールできる端末が出たら速攻で乗り換える。